2014年12月1日月曜日

ロクシアス(斜めの)

ロクシアスというのはアポロンの異名である。アポロンというのはギリシャ神話の神で、困ったことがあるとデルフォイにアポロンの神託を求めに行くわけだが、その神託が何を言っているのかわからない内容で、結局ヒドイ目に遭う。「子宝に恵まれないんです!」という悩みに対し「酒袋の口を解くな」とかね、斜めな神託ばっかり。だからロクシアス(斜めの)と呼ばれてしまう可哀想なアポロン。

未来の予言も何を言っているかわからないことが多い。なつかしいところではノストラダムス、昨今2chに登場する匿名の予言者も同じく。だからアポロンだけが悪いわけじゃない。けど、どうして予言とか神託はイミフなのか!?

1.自分で考えて行動して経験値を積ませるため
2.はっきり言っちゃうと未来が変わってしまって(以下言い訳
3.だって、予言によって楽しちゃったらつまんないし

アポロンの場合3ダロw

しかしこれら1~3の理由の大前提は、神だか守護霊だかハイヤーセルフだか魂だか知らないけど、人でないモノと言葉でコミュニケーションが取れるということなんである。

だいたい神というと白い髭を生やして白い服着たおじいさんが杖持って「わしは~じゃよ」口調で話すという絵本みたいなイメージ、そこをまず疑おう。だって、よく神事で細い筒にたくさん穀物が入ったら今年は豊作とか、ああいうの。言葉関係無いやつ。あれが神とのコミュニケーションじゃね?

ギリシャ神話だと神と人間が普通に会話してる。けれど聖書だと預言者、未来予言じゃなくて神の言葉を預かる人ね、その人が人間の言葉で伝えてくれるから一般人は神と対話できない。

神だか守護霊だかハイヤーセルフだか魂だか知らないけど、そういう存在とはコミュニケーションの手段が違うのではないか。それも、英語と日本語みたいな違いではなく。

人間は言葉を口から発したり文字で書いたりすることにより意思疎通をする。verbalなコミュニケーションである。神だか守護霊だかハイヤーセルフだか魂だかはnon-verbalなコミュニケーションであるならば。

翻訳が難しいという問題が発生する。

相談者「子宝に恵まれないんです!」
神から降りてきたメッセージ「≡((  ´Д`)/≡=v( ̄Д ̄)v且⊂(゚∀゚*)」

↓(翻訳中・・翻訳中・・)

神託を伝える役割の人「えっと、酒袋の口を解くな、です」

実際はラリっておかしなことを口走ってただけかもしれないけど、イメージつまり映像や静止画像や概念みたいな抽象的なものが頭の中に浮かんだら、それをどう言葉で相手に伝えるかって、スキルの差が出そう。

non-verbalからverbalへの翻訳はおそらく英語から日本語みたいなverbal間より、遙かに難しいのではないか。

non-verbalなコミュニケーションというと、生まれて間もない赤子や動物の世話をするとき。いや赤子や動物は声を含めボディーランゲージがある。しかし神だか守護霊だかハイヤーセルフだか魂だか知らないけど、不思議な存在は姿が見えない。

だからこそ問題は翻訳である。

このブログの大前提は、神だか守護霊だかハイヤーセルフだか魂だか知らないけど、不思議な存在は居る、という解釈である。

ずっとサイエンスとITに関わっていてオカルト大嫌いで科学で証明できないものは一切信じなかった自分が今ではこんなこと書くに至った話など書きつづっていこうと思うよ嗚呼そんな目で見るのはやめて!